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カンジダ以外の性病はどんなものがあるのか

2020年01月01日

膣カンジダは日本人女性では比較的よく遭遇する可能性のある感染症です。しかし性病には色々な種類があり、性交渉をもつ生活を送っているかぎり、誰でも感染するリスクを抱えています。特に奔放な性生活を送っていない場合でも、かかってしまうリスクは存在しています。万が一、わが身に降りかかった時に適切に対処できるように代表的な性病の種類と特徴を抑えておきましょう。

クラミジアは現代の日本社会で最も感染者数の多い性病になります。感染力が強く、性行為を活発に持つ傾向のある若い年代に感染者数のコア層が一致していることからも、典型的な性病の特徴を兼ね備えていると評価できます。感染者数は20代の男女に手中しており、29歳以下の年代では女性患者数が男性患者数を上回っているのです。初回の性交渉を持つ年齢層が低下するにしたがって感染者の低年齢化傾向が強まっており、自覚症状の乏しさも手伝って相当数の自覚症状のない感染者がいると推測されています。クラミジアは放置すると不妊症の原因になるため、決して軽視できない性病です。

性器ヘルペスは単純ヘルペスウイルスが性器に感染して引き起こされます。主な症状は複数発生する水泡とピリピリする痛みです。実はヘルペスウイルスには性器に症状がでる2型と口唇周辺や顔面に水泡が多発する1型の二種類があります。なかでも更新ヘルペスは幼少期に両親の唾液にふくまれるウイルスに感染することが原因となりますが、性器ヘルペスの原因となる2型は思春期以降の性行為を介して広がるので性病の一種なのは確かです。

カンジダや性器ヘルペスは病原性の微生物というくくりで把握することができますが、原虫が寄生することで発症する性病も含まれます。トリコモナス症はその典型で、同名の名前をもつ原虫が性器に寄生することで発症することになるのです。男性の場合は症状は軽い尿道炎症状でおちつくことが多いので自覚されないことも良くあります。これに引換え女性の場合は、比較的症状が強くでる傾向が見られます。トリコモナス膣炎で特徴的なのは黄緑色の泡立ったおりものが観察されることです。悪臭を伴い、炎症が重症化すると外陰部が発赤し激しい痒みを伴うことがあります。またトリコモナス原虫は細菌や真菌よりも生物学的に進化した種族に属するので、水分さえあればそれなりの時間生存することは可能です。そのためトイレの便座や共用タオルなどを介してトリコモナス原虫が寄生することもあるとされています。