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カンジダは性行為にうつってしまうのか

2019年10月05日

カンジダ菌は全身の皮膚や粘膜に分布していますが、かゆみやおりもの増加などの症状で問題になり安いのが性器になります。男性でも女性でも感染して炎症などの不具合をもたらす可能性がありますが、とりわけ成人女性では膣カンジダが問題になることがよくあります。カンジダ菌が膣で異常増殖すると、自覚症状としては最も特徴的なものは、白っぽいカッテージチーズのような見た目のおりものが増加するというものです。さらりとしておらず、粘り気が強い傾向のおりもので、肉眼的に確認できるので自覚症状の中でも主訴になることが多いようです。膣カンジダ症は感染しても、必ず炎症症状をもたらすわけでもありません。カンジダ菌は常在菌の側面も持っているので、感染していながらも自覚症状がない場合もよくあります。きっかけになるのは免疫力の低下にあります。膣には糖分やグリコーゲンが豊富なので、様々な微生物にとって格好の生息環境を提供しているわけです。なかには人間にとって病原性を発揮する種類も含まれていますが、免疫力が適度に維持されている条件では、自覚症状が出現するほど異常増殖をすることはありません。疲労蓄積や慢性疾患などで免疫力が低下してしまうことで、常在菌のバランスが崩れることでカンジダ菌の異常な増殖減少が頻繁に発生するようになるのです。

ところでカンジダの自覚症状には性行為時の痛みが見られるのも一般的です。そのため性行為などの痛みなどをきっかけに医療機関などを受診して相談することが多いので、性病の側面もあります。特にパートナーの男性に、白いカスが出る、尿道周辺に掻痒感などの自覚症状がある場合は、性行為を通じて女性に感染する可能性もあります。性行為によるリスクは男性も同等に直面していますが、男性の場合は自覚症状が乏しい方が多数を占めるのが現実です。従って女性が何らかの症状を覚えて医療機関などに診察や相談に訪問することが多いわけですが、パートナー相互で性行為は感染のリスクを抱えているのは確かです。少なくとも何らかの自覚症状が出現している場合には、パートナー相互で同時に治療に取り組むことがポイントになります。仮にパートナーの一方だけが治療を受けると、治癒したように見えても、パートナーとの性行為が原因となって再発してしまうことがよくあります。これがピンポン感染と呼ばれるものですが、再発を繰り返すと慢性化しやすくなるので、パートナーと一生にカンジダ症に取り組むのが効果的で再発予防にもなるのです。